のり面保護工事 - モルタル・コンクリート吹付工事
特殊モルタル吹付工法

特殊モルタル吹付工法（A）：6kg吹付

概要

急傾斜地の石礫・転石混じりの土砂地などで、風化浸食等が要因となって崩落したり、 またその危険がある斜面に対して種子吹付工・ヤシネット張工・特殊モルタル吹付工を施工して斜面の安定を図るとともに、植生の導入を図ります。

特徴

  • 崩壊斜面における浸食の進展を防止します。
  • 植生の導入を図り、自然への復元を図ることができます。
  • 特殊モルタル（配合比1：3.5）の接着強度は低温でも発され、また凍結融解に対する耐久性にも優れており、高所寒冷地の施工にも対応できます。

適応地

  • 礫質土などの斜面で、表層の不安定な場合。
  • 軟岩で、土砂混じりの切取斜面。
  • 岩塊または、玉石混じりの土で締まっていない場合。
  • シラス・ボラ堆積地の団結度が高い場合。
  • 斜面表層の土砂・転石・岩塊が崩落するおそれのある場合。
  • 軟岩で剥離するおそれがある場合。

特殊モルタル吹付工法（B）：10kg吹付

概要

急傾斜地の破砕岩地帯や風化・亀裂の発達した不安定脆弱部分に、特殊モルタルを吹き付けます。 特殊モルタルの接着力と金網の連鎖性で斜面を一体化し、風化浸食および亀裂の進展を防止して、斜面の保護安定を果たします。 斜面の窪みなどに、土砂や落ち葉などがたまり植生の基盤となって在来植物の侵入を助け、 自然な景観づくりが期待でき、モルタル吹付工に代わって脚光を浴びつつあります。

特徴

  • 不安定な岩盤斜面を保護安定させながら、自然への復元を図る特殊工法です。
  • 特殊モルタルの接着強度は低温でも発揮され、また凍結融解に対する耐久性にも優れており、高所寒冷地の施工にも対応できます。
  • 凍結融解に対する抵抗性が強く、接着力の優れたT・M持殊モルタルと亀甲金網などで斜面の風化浸食や亀裂の進展を防止し、長年にわたって保護効果が持続します。
  • 施工後に周辺の植生が侵入するため、将来的には自然への復元を期待できます。

適応地

  • 破砕岩地帯、風化・亀裂の発達した脆弱な露岩地。
  • 風化岩などの斜面で、不安定な場合。
  • 転石、岩塊が累積している場所。
  • 節理の多い岩盤斜面で、風化・浸食が発達し、岩片などの剥離が発生しやすい場所。
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